脳の力を最大限に活用する勉強法とは?
今回は、「脳の力を最大限に活用する」というタイトルですが、科学的な観点から、脳の力を引き出すためにどうすればいいのかというのを説明していきたいと思います。
今までの総集編と言う訳ではないのですが、前回まであなたにお伝えした勉強法が、一体なぜ効果があるのか?
その疑問も、きっと解決すると思います。
「科学的な事には興味ねぇよ」という方はスルーしていただいて構いません。
ただ、資格とっ太郎の勉強法が「ホントに効果あるの?」と
半信半疑な方にはぜひとも読んでもらえればと思います。
興味ない方は、次頁「資格は知識の証明書」をご覧ください。
それではよろしくお願いします。
資格試験は、記憶力との戦い、とよく言われます。
かならずしもそういうわけではないのですが、勉強を進める中で、どうしても暗記に頼らなければならないものが出てくることは否定できません。
とうわけなので、まずは脳の記憶のメカニズムについて順を追って説明していきましょう。
脳の記憶メカニズムを知るためには、脳の記憶領域と言う概念を理解しなければなりません。
脳の記憶領域には大きく二種類に分類されます。
有名なので聞いたこともあるかもしれませんが、その二種類とは、“一時記憶”と“長期記憶”です。
脳に入ってきた情報は、まずは何はともあれ一時記憶の領域に保存されます。
“一時”なので、お察しの通り時間がたてばどんどん忘れていきます。
全ての情報が一時的しか覚えられないと困るので、重要な情報は“長期記憶”の領域へ移されていきます。
このような過程を経て、ようやく記憶が定着するわけです。
とまあここまでは、世間一般に言われている知識なので、特に真新しい点はありません。
では、一時記憶から長期記憶へ移動させるにはどうすればいいのでしょうか?
全ての記憶が長期記憶へ移動するわけではありません。移動されるのは“重要な”情報だけです。それを脳が選別します。
では、脳が重要と判断する情報とはどんな情報なのでしょうか?
それには、いくつか条件があるのですが、今日はその中でもとくに重要な2つの条件について説明します。
その2つとは、“失敗”と“繰り返し”です。
ひとつずつ説明していきましょう。
まず失敗についてです。
ちょっと思い出してもらいたいのですが、あなたには、今までの人生の中で忘れたくても忘れられない、恥ずかしい経験や、悔しい経験はないでしょうか?
ちなみに僕は、もう10年前の事ですが、当時付き合っていた彼女に、バレンタインのお返しをし忘れて、彼女の機嫌を損ねてしまったのを今でもまだはっきりと覚えています。
あなたにもきっと、このような忘れたくても忘れられない、“失敗経験”はあるのではないでしょうか?
なぜ、忘れてしまいたい記憶ほど、脳ははっきり記憶しているのかと言うと、
脳は失敗した経験を重要だと認識するからです。
重大な失敗であればあるほど、脳は二度と同じ過ちを犯さないようにしようとその経験を記憶します。
つまり、あなたが何かを覚えたいと思ったなら、一度失敗してみるのが、手っ取り早いのです。
資格とっ太郎のスピード勉強法の、「わからなくても過去問を解く」というのはあえて失敗して脳に記憶させる方法なのです。
問題を解いて、間違っていれば、それは失敗経験になります。
失敗経験は脳に記憶されるので、本番で間違わなければ、練習で何度間違えても全然問題ないのです。
これが、“脳は失敗を記憶する”という原理を応用した勉強法です。
そして、脳が重要だと判断する条件にもう一つ“繰り返し”というのがあります。
これも一般的に良く言われている事なので、あえて深入りはしませんが、一度入ってきた情報よりも二度入ってきた情報。
二度より三度、三度より四度と、繰り返し入ってくる情報については脳はより重要だと判断します。
つまり、テキストは一度だけ熟読するよりは、何度も繰り返し読んだ方が記憶に定着するということです。
だから僕は、最低でも2回以上はテキストを読んでくださいということをすすめているのです。
繰り返しが大事ですから。
以上、簡単ですが資格とっ太郎のスピード勉強法を支えてくれている科学的根拠の話をさせていただきました。
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