合格体験記 その8

電験三種 合格体験記 その8

こんにちは、資格とっ太郎です。

 

「電験三種合格体験者のリアルな体験談」をご購読いただきましてありがとうございます。

 

少し長いですが、勉強の合間の息抜きにでもお読みいただければと思います。

 

前回、試験前日に本番を完全再現した模擬試験と、眠れぬ夜を過ごしたお話しをしました。

 

今回は、いよいよ迎えた試験当日のお話しです。

 

気合いを入れて!それではよろしくお願いします!

 

 

■試験当日

 

 

前日30分しか眠れなかった僕は、意識も朦朧とするなか身支度を整えます。

 

しかし、眠れなかったせいか、それとも緊張のせいか、胃がとてつもなく気持ち悪くて、ご飯が喉をとおりませんでした。

 

仕方なく、朝ごはんを食べるのはあきらめて出発しました。

 

最寄りの駅で、一緒に受験するゆかいな仲間たちと合流し、一行は電車と新幹線で会場の大学まで向かいます。

 

移動時間は約1時間。

 

楽しく談話することもなく、静まり返った車内ではみんな黙々と最後の勉強をしていました。

 

 

すると突然、仲間達みんなが席を立ってどこかへ行こうとしています。

 

「みんなでトイレでも行くのか?」と思っていると、車内の電光掲示板には目的地の駅の名前が表示されていたのです。

 

気が付くと、新幹線はもう目的地に到着していました。

 

みんなに置いていかれそうになっていた僕は、あわててテキストをかばんの中にしまい、なんとか乗り過ごすことなく新幹線を降りることができたのです。

 

 

「マジで焦った・・・」

 

 

そんな気持ちをみんなに悟られることなく、あくまでポーカーフェイスをつらぬき、
新幹線を降りた僕はクールに歩き出します(笑)

 

というか、誰も僕が乗り過ごしそうになっていることすら気付いてなかったみたいです。

 

「オレってそんなに影うすい?」と、試験直前にして、なんだか寂しい思いをする資格とっ太郎なのでした。

 

 

そして、その寂しい思いは、試験会場に到着しても訪れました。

 

僕以外のみんなは、熱血先生が取り寄せた受験申込書をもらい、同じタイミングに申し込んだため受験番号も近く、試験会場も同一の部屋でわりと近い席だったのですが、僕だけ別のタイミングで個人的に申し込んだため、違う部屋での受験でした。

 

会場の大学へ到着し、「あっ俺たちこの部屋だわ」と入っていくみんなの姿を見送り、一人さみしく別の部屋へ向かう僕。

 

孤独ってこんなにつらいんだな・・・

 

電験三種は、電気の知識だけでなく僕にいろいろな事を教えてくれます。

 

 

それはさておき、部屋に入って席についた後、少しだけ勉強する時間があり、まもなくして試験がスタートしました。

 

 

■一科目目「理論」

 

 

午前9時。
一科目目「理論」試験開始。

 

緊張なのか、みぞおちを殴られたかと思うようなお腹の苦しみ、
そして、止まらない手の震え。。

 

配られた解答用紙に、自分の名前と受験番号を記入しなければならないのですがそれもままならない状態でした。

 

 

これはヤバい・・・

 

 

そう思い、取りあえず落ち着きを取り戻そうと2,3回深呼吸をして、なんとか手の震えを抑えることができました。

 

ようやく少しばかりの落ち着きを取り戻した僕は、名前と受験番号を書き終わり、試験問題へと突入しました。

 

1問目は、いわゆる“お約束”と言わんばかりの、過去問で何度も登場したようなやり慣れた計算問題でした。

 

なんなく計算を終え解答用紙にマークします。

 

ここにきて、やっと緊張が少しほぐれ安心し、集中力を高めることができた僕は一気に問題と解きすすめました。

 

わかる問題は素早く解き、わからない問題は後回しにして、いつものようにドンドンと一気に最後までいきました。

 

 

そして、解けた問題は20問中11問。

 

電験三種の合格ラインは60点以上なので、この時点で確信の持てる点数は55点しかなかったのです。

 

 

1問足りない・・・

 

 

理論は一番の得意科目。

 

前日の模擬試験のときには、こんなことはなく、一通り解いた時点でもうすでに確信的に60点以上は点数が取れていたので、少し焦りました。

 

頭が真っ白になりそうな中、とにかくわからなかった残り9問に全神経を集中しました。

 

 

試験時間、残り45分。

 

 

頑張って考えてみましたが、やはりその9問の中から答えに確信が持てるような問題はなく、どんどん焦りが募ってきます。

 

電験三種は全ての問題が五択問題。

 

適当にマークしても、5分の1で正解します。

 

そして、明らかに間違いの選択肢がわかれば、消去法で三択にも二択にもできるので、確信が持てないとはいえ、9問が全てが不正解になる確率は極めて低いはず。

 

そう頭では理解していても、「もしかしたら・・・」という考えを払しょくできず、不安は増していくばかりです。

 

 

試験時間、残り30分。

 

 

電験三種の試験では残り30分から途中退出が認められるため、この時間になって続々と退出者があらわれました。

 

一人退出しては、また一人と、それがますます僕の焦りを助長させます。

 

焦りの余り「こいつらバカなの?時間いっぱい最後まで解くだろ普通?」と、早めに切り上げて次の科目の勉強をするなど頭にない僕。

 

 

時間いっぱいまで、間違ってないか解きなおしたり、わからない問題を考えてみたりと奮闘しました。

 

 

そして、、試験終了の合図。

 

 

はっきり言って、一番自身のあった科目だけに出鼻をくじかれた感じでした。

 

 

「もうダメかもしれない・・・」

 

そんな思いが僕の頭のなかに込み上げてきましたが、次の科目まで40分ほど休憩時間なので、落ち込んでいる暇などなく、とりあえず電力の最後の勉強に入りました。

 

 

僕の人生の中で、こんなに時間が短く感じた日は無かったかもしれません。

 

あっという間に時間は過ぎてゆき、電力の試験が始まりました。

 

 

■二科目目「電力」

 

 

11時10分。
二科目目「電力」試験開始。

 

 

一科目目ほどの緊張ではありませんでしたが、ショックを引きずっていた僕に、さらに追い打ちをかけることが起こりました。

 

 

一問目からわからない・・・

 

 

この時、「あっ電力もダメかも。」という言葉が頭の中をめぐりましたが、一通り最後まで解き終わると、その考えはより強くなりました。

 

解けた問題は、20問中10問。

 

半分の50点分しかわからなかったのです。

 

 

二問足りない・・・

 

 

一科目目の理論よりも事態は深刻でした。

 

そしてその後、残りの10問を焦りの中でなんどもなんども問題を読み返すのですが、解けないものは解けない。

 

特に最後の2問は、問題の意味すら理解できず、五択を絞ることすらできませんでした。

 

 

「もう終わった・・・」

 

試験中だというのに涙がこみ上げてきました。

 

 

「せっかくここまで頑張ってきたのに台無しかよ、、ちくしょう。。」

 

 

今朝、期待を込めて見送ってくれたオカンの顔を思い浮かべると、申し訳なくて、情けなくて、もう惨めな気持ちでいっぱいでした。

 

 

そして無情にも時間は過ぎ去り、12時40分、二科目目「電力」の試験は終わりました。

 

 

電力が終わった後は80分の昼休みです。

 

仲間たちと合流し、一緒に昼ご飯を食べていたのですが、ここでもやはりご飯が喉を通りません。

 

今度は緊張ではなく、ショックのあまりご飯が喉を通らなかったのです。

 

僕も含め、みんなが暗い顔をしていたのを覚えています。

 

ほとんど会話も交わさず、ただご飯を食べ、取りあえず次の機械の科目の勉強を黙々とやっていました。

 

あっという間に時間は過ぎて、次の科目の試験がスタートしました。

 

 

■三科目目「機械」

 

 

午後2時。
三科目目「機械」試験開始。

 

 

もうこの時点で僕は合格をあきらめていました。

 

しかし、それでも最後まで何があるかわからないですし、ちょっとダサいけど科目合格もあるので、とにかく頑張りました。

 

そして、一通り解き終わり、結果は20問中13問。

 

確信を持てる問題が13問、点数にすると65点なので、安全圏内です。

 

いつものように時間いっぱいまで奮闘し、試験終了。

 

 

少しだけやる気を取り戻した僕は、一科目でも多く合格しようと、すぐさま最後の法規の勉強に取り掛かりました。

 

 

■最終科目「法規」

 

 

午後4時10分。
最終科目「法規」試験開始。

 

泣いても笑ってもこれが最後。

 

最後の力を振り絞り、試験に挑みました。

 

 

結果は・・・

 

 

半分もわからない(涙)

 

 

法規は他の科目と違い、計算問題がほとんど出題されない暗記モノなので、覚えてなかったらそれでお終いなのです。

 

計算問題のように、数字を適当に組み合わせて無理やり計算したりと、悪あがきは何もできません。

 

不運にも記憶できていなかった問題が半分以上もあり、どうあがくこともできず、時間いっぱいまで、頭をむだに悩ませたあげく、あっけなく試験終了。。。

 

 

4科目中、自信があるのは機械の1科目のみ。

 

 

いろんな年の過去問を解いてきていた僕は、正直こんなことはありませんでした。

 

前日にやったH17年度の問題はなんなく合格。

 

その前の年も、その前の年も、その前の年も、全て余裕で合格ラインを超えていたので今回も楽勝だろうと思っていました。

 

「受けた年が悪かった」と、本気で自分の運を恨みましたが、もう全て終わったこと。

 

 

そんな悲しみを胸に抱え、その日は仲間たちと夕食を一緒に食べ(やはり喉を通らなかったが)そして帰路に就きました。

 

 

 

・・・つづく

 

 

第九話 自己採点
・歓喜の雄叫び 免状が届いた時の感動
・ほどなくして就職試験

 

 

で、お送りしたいと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

次回もよろしくお願いします!

 

 

 

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